2005年11月26日
「えきねっと」2006年2月リニューアル《JR東日本》
JR東日本は、指定券予約サービス「えきねっと」の内容をリニューアルすることを発表した。
同社によれば、機能の強化を図り、利便性が向上するとしている。
具体的には、申込機能においては、従来は電子メールでの回答だった指定券の申込みが、サイト上でリアルタイムで確認できるようになる。ほかに、複数列車の空席紹介の結果から申し込み列車選択することが可能となったり、座席指定の位置を「A~E席」という形で指定できたり、乗継割引適用のケースをインターネット上で申し込めるなどの機能が加わる。
また、自社エリア内相互発着の列車に関しては、「えきねっと特典」として、
(1) きっぷの受け取り前であれば、指定列車の変更が可能
(2) 列車始発の2日前までならば、指定券の払戻手数料を無料
といったサービスも加わる。
今回のリニューアルに伴い、Lモードからの予約サービスは終了となるなど、「えきねっと」全体の再構築が図られる形だ。
新サービスは、2006年2月1日(水)からの実施となる。
参考:JR東日本プレス発表(PDFファイル)
(卓)
2005年11月25日
JR貨物:鉄道博物館への参画概要発表
JR貨物は、このたび、鉄道博物館への自社の参加の方針を明らかにした。
発表によれば、建設工事費として1億円を寄付し、また運営費として毎年500万円を円を寄付してゆく。
展示物としては、EF66機関車や貨車(コキ5000、レムフ10000)、コンテナ(5形式)、電動機や輪軸などを、無償で提供する。
参考:JR貨物プレス発表(PDFファイル)
(森)
2005年11月22日
今年も鉄道完乗タイトルをキープへ
2005年に開業した鉄道のうち、2月開業の福岡市営地下鉄七隈線だけ、訪れる機会がないままでしたが、このたび「鉄道完乗タイトル」をキープすべく、昨21日の<はやぶさ>で東京を出発、福岡県入りしたところです。
昨年は、12月10日に完乗を果たしたが、11月や12月にも開業した区間があったのが思い出されます。
なお、鉄道事業法による鉄道ではないものの、福岡県田川郡添田町にある英彦山花公園内のモノレールのようなスロープカーにも乗りに行ってみます。(福岡県の(株)嘉穂製作所の製品とのこと。)
2005年11月21日
鉄道ジャーナル2006年1月号 発売
鉄道ジャーナル 2006年1月号 (No.471)が発売となりました。
レイルウェイ・ライター 種村 直樹 執筆の掲載記事は、
・ SL<パレオ>は18年間1400回を超えた
多彩なルートで奥深い秩父鉄道
・ RAILWAY REVIEW 再び「ジパング倶楽部」について
・ DIARY 2005/10
・ 鉄道記事ざっくばらん - 10月
第三セクターはどことも大変
となっています。
(聯)
2005年11月18日
JR北海道プロジェクト 成吉思汗「ひつじくも」 吉祥寺に開店
JR北海道は、このたび、成吉思汗(ジンギスカン)専門店 「ひつじくも」 を東京・吉祥寺に開店すること発表した。
これは、同社が、自社員を対象に企画を募集した社内ベンチャー制度「フロンティア・プロジェクト」により、2004年度に合格した企画に基づくもの。
来る12月10日(土)開業(予定)で、JR吉祥寺駅から徒歩3分のロケーション。営業時間は、17:00~24:00で、火曜日が定休。カウンター10席、テーブル12席の規模。
発表によれば、数量限定の道内産羊肉の他、レギュラーメニューにはアイスランド産ラムを使用。北海道産の野菜を月替わりで用意し、デザートや飲み物にも、羊や北海道に絡んだ特徴あるものを提供するという。
参考:JR北海道プレス発表成吉思汗(ジンギスカン)ひつじくもの開店について(PDFファイル)
(森)
2005年11月17日
さよなら交通博物館 「交博シネマ倶楽部」開催中
2006年春に閉館する東京・神田の交通博物館では、ただいま「交博シネマ倶楽部」と題して、所蔵する映画を、月替わりで特集上映している。
現在発表されている予定によれば、
11月:鉄道電化・関門トンネル特集
12月:戦前の鉄道特集
1月:貨物輸送,モノレール・リニアモーターカー特集
2月:雪と鉄道特集、竹島紀元映像作品特集
3月:国鉄黄金時代特集
となっている。館内3階の映画ホールで、おおむね、土・日・祝日の午後に映写されており、博物館の入場料以外に料金は不要。上映作品と時間等はホームページ等で確認できる。上映作品については、それぞれ1ヶ月ほど前に発表されている。
なお、交通博物館では、今度の年末年始休館を12月29日~1月1日とし、新年は1月2日からの開館としている。
交通博物館閉館の後、2007年秋をメドに鉄道博物館の開設が準備されている。
(卓)
2005年11月16日
安全性向上計画の実行が不十分:JR西日本に国土交通省が勧告
国土交通省は、15日、JR西日本に対して、鉄道局長名で文書による勧告「安全性向上計画」の着実な実施について(勧告)を行った。これは、福知山線事故の後、去る5月31日に同社がとりまとめた安全性向上計画の実行が不十分であるとし、より一層の対応を求める姿勢を示したものとなる。国土交通省は、勧告に先立ち、7月から10月にかけてJR西日本の大阪、神戸、京都の3支社と本社に対する保安監査を行ってきた。
今回の勧告では、次の7つの項目を指摘している。
1. 風土・価値観の変革に向けた取り組み
2. 「事故の芽」等の報告に対する対応法
3. 教育・指導のあり方
4. 管理部門の業務の進め方
5. 情報伝達・共有のあり方
6. 事故再発防止に向けた取り組み
7. 運行面・設備面の対応
JR西日本の垣内剛社長は、本日の11月社長定例会見において、「この「勧告」を厳粛に受け止め、安全性向上計画を進めるにあたり、本内容を十分踏まえることはもとより、責任者と行程を明確化したアクションプランを作成するなど、さらに着実に実施していきたいと考えております。」と決意を表明した。
参考:国土交通省「安全性向上計画」の着実な実施について(勧告)(PDFファイル版)(2005.11.15)
JR西日本安全性向上計画(PDFファイル版)(2005.5.31)
(卓)
2005年11月15日
あんしんグーパス 本格実施
スルッとKANSAI協議会は、本日、去る9~10月の2か月間、モニター試験を行ってきた「あんしんグーパス」を、来年1月10日から本格運用する予定であることを発表した。これは、「改札機通過情報通知サービス」で、小・中学生が通学の際に利用する「自宅もより駅」と「学校等もより駅」の自動改札機を、あらかじめ登録した「PiTaPa」を使って通過したという情報が、保護者の携帯電話にメールで配信されるというもの。社会問題となっている児童・生徒の安全確保に対する取り組みの一助であるとしている。情報配信料は1人につき月額315円(税込)。
サービス開始当初の対応路線は、阪急、能勢、京阪の各社の(一部を除く)線区で、2006年春以降、順次拡大する予定。
参考:スルッとKANSAI協議会発表(PDFファイル)
(森)
2005年11月14日
〔ICOCA〕 と 〔PiTaPa〕 相互利用開始へ
JR西日本、スルッとKANSAI協議会、JR東日本は、11月10日にプレス発表を行い、明2006年1月21日(土)から、JR西日本の〔ICOCA〕 とスルッとKANSAIの〔PiTaPa〕との相互利用を開始すると公表した。JR東日本の〔Suica〕については、既に〔ICOCA〕との相互利用が実施されているが、 3者間の相互利用へ向け準備を行っている旨を示すため、JR東日本も参加して共同で発表を行った格好となった。
今回の共同利用は、鉄道またはバスの利用に際しての範囲となり、電子マネーとしてショッピングでの支払いは、それぞれの加盟店向けに限られる。また、〔PiTaPa〕には定期券機能がないため、〔ICOCA定期券〕が発行されるのは、引き続きJR線の〔ICOCA〕エリア範囲内相互発着に限られる。
参考:スルッとKANSAI協議会サイトから「ICOCA」「PiTaPa」 の相互利用を実施します(PDFファイル)
(卓)
2005年11月12日
静岡鉄道がPiTaPa加盟へ
静岡鉄道は、11月7日に、株式会社静岡銀行と共同で多機能ICカード「LuLuCa(ルルカ)」を発行し、来る2006年3月から発売することをプレス発表した。注目されるのは、「近々正式に発表いたしますが、」とのことで、現在、スルッとKANSAI協議会と加盟(ICカードPiTaPa〔ピタパ〕の導入)へ向け協議を進めておりますとの発表があった点だ。
ところで、スルッとKANSAI協議会は、2日後の11月9日のプレス発表で、静岡鉄道、しずてつジャストラインが、同協議会に加盟したことを発表し、2007年春以降、PiTaPaへ参加となることを公表した。同時に神姫ゾーンバスの加盟も発表された。既に、2006年秋には岡山電気軌道、両備バス、下津井電鉄の岡山県内エリアでのPiTaPa導入が既定の方針にはなっていたが、このたび関西圏とは隣接していない静岡県への展開がなされることとなった。磁気カードの「スルッとKANSAI」の導入はされない。
参考:スルッとKANSAI協議会発表(PDFファイル)
(森)
2005年11月10日
ハイブリッド鉄道車両を営業車運用へ
JR東日本では、ハイブリッドシステムを搭載した気動車を、世界で初めて営業車として運用することを、11月8日にプレス発表した。
同社では、2003年5月からハイブリッドシステムの試験車によるテストを行っていたが、2006年度末までにキハE200形式を3両新造し、07年夏頃から小海線(小淵沢-小諸間)で、営業運転に使用する予定。約2年程度、営業運転におけるデータを収集し、量産車を検討してゆくとのこと。
キハE200では、排気ガス対策型のディーゼルエンジンの動力で発電し、電車と同じ原理の制御装置でモータを駆動させ、ブレーキ時の回生エネルギーは蓄電池に充電する。
発表によると、環境負荷の低減による環境に優しい車両、バリア・フリーの観点での人に優しい車両、電車部品の採用によるメンテナンスの軽減の3点がモットーとなっている。
参考:JR東日本プレス発表(PDFファイル)
(森)
2005年11月09日
イオカード 自動改札対応終了へ
JR東日本は、イオカードの自動改札での利用を、明年2月10日(金)の終電をもって停止することを発表した。
その後も、引き続き券売機、精算機では利用可能としており、また、未使用のイオカードがある場合、2月11日以降、同社の首都圏の主な駅での払い戻しに応じる。
参考:JR東日本プレス発表(PDFファイル)
(森)
2005年11月08日
JR・東武 特急乗り入れは、来春3月18日から
JR東日本と東武鉄道は、本日プレス発表を行い、栗橋駅構内を接点とする、両社の特急相互乗り入れの概要を公表した。
それによると、運行開始は来春2006年3月18日(土)。JR側車両は485系電車、東武側車両は100系(スペーシア)電車を使い、相互に2往復、合計4往復/日の運行。特急列車の愛称は、JR車両が<日光>と<きぬがわ>、東武車両が<スペーシアきぬがわ>で、<日光>がJR新宿-東武日光で1往復、<きぬがわ>と<スペーシアきぬがわ>がJR新宿-鬼怒川温泉で3往復となる。それぞれを通算で(往復で)1号~8号の番号を付している。
いずれも6両編成で、<スペーシアきぬがわ>の個室以外は、普通座席となり、新宿と東武日光または鬼怒川温泉間の片道大人運賃・料金は、運賃が1,890円、特急料金が2,010円で、合計3,900円(通年同額)になる。途中停車駅は、池袋、大宮、栃木、新鹿沼、下今市の5駅。
キャンペーンや割引きっぷ等については、後日の発表とのことである。
参考:JR東日本プレス発表(PDFファイル)
東武鉄道プレス発表(PDFファイル)
(卓)