2005年12月26日
JR東日本羽越本線脱線事故
昨12月25日夜、JR東日本の羽越本線(砂越-北余目間)で、秋田発新潟ゆき上り特急<いなほ14号>(485系・6両編成)が、脱線転覆し、4名の尊い人命が犠牲になる惨事が発生した。
現時点での報道によれば、突風による天災的要素も強そうだが、山形県警と国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、合同で本日午後にも現場検証を実施するということだ。
僕はかねて主張してきたが、鉄道事業者に求められるのは、なによりも安全輸送である。安全は金食い虫で目先の収益にはつながらない。しかし、輸送を仕事とする以上、予想できることを含めて事故ゼロを目指し、安全の追求を限りなく続ける責務があると考える。
犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
レイルウェイ・ライター 種村直樹
更に犠牲となられた方がいたことが判明しました。哀悼の極みです。
(2005.12.27)
2005年12月24日
『さようなら交通博物館』 イベントの内容詳細
さきにさよなら交通博物館 「交博シネマ倶楽部」開催中、 閉館日決まる:交通博物館さようならキャンペーンと、関連のニュースをお知らせしていた、交通博物館の閉館関連のイベントについては、詳細が発表されている。PDFファイル版はこちらから。
概要は、
●閉館記念ライトアップ 実施中~2006年5月14日(日) 17:00頃~21:00頃
●旧万世橋駅遺構特別公開 2006年1月11日(水)~4月28日(金)
※定員制 定員の半分まで、電話による事前予約可能。
●特別記念きっぷ『再現硬券シリーズ』 2006年1月11日(水)~5月14日(日)
※平日500枚、土日祝日800枚を先着配付。期間中を5期に分け、5種類の万世橋駅発レプリカ硬券(シリアル番号入り)を配布。
既報のとおり現・交通博物館は、2006年のゴールデン・ウィーク明け、5月14日(日)限りの営業と決まっている。このほか、閉館記念の特別展示や映画の特別上映も実施中。 (鉄道博物館の開館は、2007年の鉄道の日=10月14日(日)=の予定。)
(卓)
2005年12月23日
首都圏100事業者IC交通カード PASMO登場 Suicaと相互利用
JR東日本、東京モノレール、東京臨海高速鉄道、「パスネット・バス連絡協議会」、「株式会社パスモ(申請中)」は、このほど、協議検討してきた首都圏地域でのIC乗車券相互利用サービスの概要を発表した。
それによると、現在のパスネット陣営(22事業者)に4社(江ノ島電鉄、横浜新都市交通、関東鉄道、千葉都市モノレール)を加えた26鉄道事業者、バス73事業者で、共通のSF型IC乗車券「PASMO」(パスモ)を発行。6事業者のSuica陣営(埼玉新都市交通、JRバス関東、仙台空港鉄道が新たに加盟)と、相互に乗り入れて、共通利用ができるようになる。合計105事業者(鉄道・バス兼業事業者の重複を除くと100事業者)での展開となる。導入時期は、2007年3月(一部事業者については順次導入)。
鉄道での利用、バスでの利用、定期券機能(連絡運輸)、バス定期券機能(一部事業者)などが可能となる予定。ほかに、「こども運賃用」カード、記名式カード(紛失時再発行)、クレジット決済によるオートチャージ機能なども準備されている。現行の「バス共通カード」のプレミア分にあたる割引(相当の)機能については、利用実績に応じた還元方法を構築中とのことである。
また、「Suica」と「PASMO」の電子マネー機能についても、相互の加盟店での利用が可能となる予定。
参考:JR東日本プレス発表(PDFファイル)
(卓)
2005年12月21日
定期券機能付 ビュー・スイカ 06年1月発行
~Suicaをめぐる動き急ピッチ~
JR東日本は、19日プレス発表を行い、定期券機能付きの「VIEW Suica」カードを、来年1月10日から募集開始、同31日から発行するという内容を明らかにした。
現在、「Suica定期券」機能と、クレジットカード機能のある「VIEW Suicaカード」の両機能をあわせて利用したい場合、2枚以上のSuicaを持たねばならなかったが、一体化したカードが登場する。カード年会費500円で、デポジットは不要というのは現行「VIEW Suicaカード」と同様。4月30日までに入会すると、びゅう商品券500円分をもれなくプレゼントというキャンペーンを行うが、現行「VIEW Suicaカード」を所持している場合でも、年会費通算の切り替え措置はない。
定期券機能は、定期券発売機のみで購入できる扱いで、支払いはクレジットカード機能からの引き落としとなるほか、磁気定期券、現行「Suica定期券」からの定期券情報の移行が可能。
そのほか、Suicaについては、提携利用店舗の拡大、「NEWDAYS」でのチャージ取り扱い、06年1月にUFJ銀行との合併を控えた東京三菱銀行との業務提携(東京三菱銀行のICカード機能と一体化した「VIEW Suica」カードを07年1月発行(!)目処で、他)など、動きが急ピッチだ。
参考:JR東日本プレス発表定期券機能がついた「ビュー・スイカ」カード、2006年1月10日(火)より募集開始(PDFファイル)
その他に、例として、JR東日本プレス発表
JR東日本と東京三菱銀行とのカード事業における業務提携について 2005.11.8(PDFファイル)
「ローソン」でSuicaがご利用いただけるようになります 2005.11.8(PDFファイル)
駅のコンビニエンスストア「NEWDAYS」でSuicaのチャージができるようになります2005.11.28(PDFファイル)
スリーエフ全店でSuica(電子マネー)がご利用いただけるようになります2005.12.7(PDFファイル)
「大学生協」、「ロイヤルホスト」でSuicaがご利用いただけるようになります!2005.12.7(PDFファイル)
(森)
鉄道ジャーナル2006年2月号 発売
鉄道ジャーナル 2006年2月号 (No.472)が発売となりました。
レイルウェイ・ライター 種村 直樹 執筆の掲載記事は、
・ 「サイクルトレイン」が走る上毛電鉄
小春日和に赤城南麓めぐり
・ RAILWAY REVIEW 安全に規制緩和は必要か?
・ DIARY 2005/11
・ 鉄道記事ざっくばらん - 11月
東武は人情論に妥協せず
となっています。
(聯)
2005年12月15日
旅と鉄道 2006冬号 発売
旅と鉄道 2006冬号(No.159)が発売となりました。
レイルウェイ・ライター 種村 直樹 執筆の掲載記事は、
・ 種村直樹の汽車旅相談室 〔115〕
・ 日本列島外周気まぐれ列車 PART10 第2回
・ 列車旅行NEWS
となっています。
(聯)
2005年12月12日
閉館日決まる:交通博物館さようならキャンペーン
さきにさよなら交通博物館 「交博シネマ倶楽部」開催中でも、関連のニュースをお知らせしていた、交通博物館の閉館日程は、来年2006年のゴールデン・ウィーク明け、5月14日(日)限りの営業と決まり、このほどJR東日本が発表した。あわせて鉄道博物館の開館は、2007年の鉄道の日=10月14日(日)=を予定とすることも発表された。
交通博物館では、すでに発表・実施されている特別展示や映画の特別上映のほか、
●閉館記念ライトアップ 2005年12月16日(金)~2006年5月14日(日)
●旧万世橋駅遺構公開 2006年1月11日(水)~4月28日(金)
●特別記念きっぷ『再現硬券シリーズ』 2006年1月11日(水)~5月14日(日)
などの企画を「交通博物館さようならキャンペーン」として行なう。『再現硬券シリーズ』では、各日先着限定枚数で、旧万世橋駅の硬券を模したレプリカ乗車券を入館者にプレゼントする。
参考:JR東日本プレス発表交通博物館の閉館と記念キャンペーンについて(PDFファイル)
(卓)
2005年12月05日
『気まぐれ列車で行こう 瀬戸内・四国スローにお遍路』 発売
種村 直樹 著 『気まぐれ列車で行こう 瀬戸内・四国スローにお遍路』
は、実業之日本社から9日(金)の発売となります。
四六判 440ページ 定価 1890円 (税込) ISBN 4-408-00798-6( 2005年12月15日初版第1刷)
本書への収録範囲は、下関から尾道、しまなみ海道から出入りして、四国を一周、再び本州側から淡路島まで、大小の瀬戸内の島々をちりばめての旅となっています。どうぞよろしくお願いします。
実業之日本社へ直接のご注文は、こちらを参照してください。
(聯)
2005年12月04日
第80回外周の旅スタートへ!
第80回「日本列島外周の旅」は、去る9月13日に和歌山県の串本町へ到達して解散した前回を受けて、本日スタートします。このあと羽田発9:10のJAL1381便で南紀白浜空港に向かいます。そのため、昨3日は、羽田エクセルホテル東急に初宿泊してみました。今日4日は、白浜、串本周辺を遊覧飛行後、御坊付近の本場でクエ鍋の予定です。
2005年12月01日
限定一日乗車券発売も 都営大江戸線全線開業5周年で記念イベントほか
「平成12年(2000年)12月12日」に全線開業した都営大江戸線(12号線)が、全線開業5周年を迎えるにあたり、東京都交通局では、記念のイベント「GO! OH! EDO the WORLD」を開催するほか、使用日限定の割引「記念一日乗車券」、記念グッズ「光センサー大江戸線」、「記念パスネット(Tカード)」、「記念硬券セット」を発売する。
「GO! OH! EDO the WORLD」は、汐留地区で12月10日(土)・11日(日)の両日、11:00~20:00で開催。
「記念一日乗車券」は、12月10日(土)と12月11日(日)の2日間に限り、一部を除く都営地下鉄各駅で発売し、都営地下鉄全線・当日限りの有効。大人400円、小児200円。「都バス・都電を含む都営一日乗車券」や「東京メトロとの共通一日乗車券」などはあるが、都営地下鉄線のみの一日乗車券は、ふだんは発売されていない。
(森)