2006年03月31日
西鉄宮地岳線一部廃止へ申請
西日本鉄道は、宮地岳線の「西鉄新宮」~「津屋崎間」 9.9Kmについて、来年2007年4月1日を予定日に廃止する方針を固め、今日3月31日、鉄道事業廃止届出書を九州運輸局に提出する。
昨日付の同社の発表によれば、「モータリゼーションの進展、少子化の影響、経済情勢の変化などにより、2004年度には7,212千人と、ピーク時の59.1%にまで落ち込み、経営努力を続けても、利用者は減少の一途を辿って収支改善には至らず、最近10年間の累積赤字額は約60億円に達している。ことに、西鉄新宮~津屋崎間は、JR鹿児島本線と国道495号線(旧3号線)とほぼ並行していることから、同年度の輸送人員はピーク時の53.1%と著しい減少を続けており、1車両あたりの平均乗車人員が7名と、鉄道の特性である大量輸送機関としての存在意義を失っている状況」、としている。
予定どおり廃止されると、全線20.8kmの約半分の区間と6駅が廃止されることになる。
(卓)
2006年03月24日
訂正 : 吉岡海底駅見学コース 当面存続
去る3月17日の記事「本日限りで消えゆく・・・」で、
「吉岡海底」駅では、新幹線工事の対応のため、定期列車の停車がなくなり、同駅見学コースの設定も本日限りで終了される。と、報じましたが、『吉岡海底駅見学コース』は、当面存続します。お詫びして訂正します。
JR北海道では、3月ダイヤ改正により、吉岡海底駅へ停車する定期列車を設けなくなったのですが、春休み期、ゴールデン・ウィーク、夏休み期に、同駅を会場にイベントとして「ドラえもん海底ワールド」を実施し、特急<ドラえもん海底列車>を運転します。その際に、吉岡海底駅トンネル施設見学も、引き続き実施されます。
同列車の運転日は、3月25日(土)~4月2日(日)、4月29日(祝)~5月7日(日)の毎日、7月15日(土)~8月27日(日)の毎日(ただし、8月2日・3日を除く)となっており、トクトクきっぷとして、「ドラえもん海底列車きっぷ」も発売されます。
(森)
2006年03月21日
さよなら交通博物館 「交博シネマ倶楽部」はアンコール上映も
既報のとおり、現在の交通博物館は、ゴールデン・ウィーク明け、5月14日(日)限りの営業と決まっている。これに関連して、『さようなら交通博物館』 イベントの内容詳細などで、交通博物館の閉館関連のイベント情報を伝えてきた。交通博物館の閉館関連のイベントについて、改めてご紹介する。PDFファイル版はこちらから。
主な内容は、
●閉館記念ライトアップ 実施中~5月14日(日) 17:00頃~21:00頃
●旧万世橋駅遺構特別公開 実施中~4月28日(金)
※定員制 定員の半分まで、電話による事前予約可能。
●特別記念きっぷ『再現硬券シリーズ』 実施中~5月14日(日)
※平日500枚、土日祝日800枚を先着配付。期間中を5期に分け、5種類の万世橋駅発レプリカ硬券(シリアル番号入り)を配布。第2弾までは終了。
このほか、開催中のさよなら交通博物館 交博シネマ倶楽部では、4・5月にはアンコール上映を行う。
(鉄道博物館の開館は、2007年の鉄道の日=10月14日(日)=の予定。)
(卓)
2006年03月20日
鉄道ジャーナル2006年5月号 発売
鉄道ジャーナル 2006年5月号 (No.475)が発売となりました。
レイルウェイ・ライター 種村 直樹 執筆の掲載記事は、
・ なぜ 蒲郡線と三河湾を忘れたのか!
名鉄ローカル線の素顔拝見 (下)
・ RAILWAY REVIEW <出雲>まで消えたとは!
・ DIARY 2006/2
・ 鉄道記事ざっくばらん - 2月
やりきれないできごと
となっています。
(聯)
2006年03月17日
本日限りで消えゆく・・・
明日、2006年3月18日のJRグループのダイヤ改正実施にともない、本日17日限りで消えゆくものがいくつか。
筆頭にあげなくてはならないのが、ブルートレイン、寝台特急<出雲>。廃止の理由は「お客さまの減少に伴い」というのが、近時のブルートレイン縮小傾向の常套句になっている。事実であるが、寂しい限りだ。
JR北海道管内では、7の駅が廃止される。このうち函館本線の「張碓」駅は、98年夏より、すでに列車が1本も停まらずに休止状態であったが、このたび正式に廃止される。他に北海道側の青函トンネル海底駅の「吉岡海底」駅では、新幹線工事の対応のため、定期列車の停車がなくなり、同駅見学コースの設定も本日限りで終了される。
吉岡海底駅の見学コースは、当面存続します。 訂正いたします。 (2006.03.24)
(森)
2006年03月15日
旅と鉄道 2006春号 発売
旅と鉄道 2006春号(No.160)が発売となりました。
レイルウェイ・ライター 種村 直樹 執筆の掲載記事は、
・ 種村直樹の汽車旅相談室 〔116〕
・ 日本列島外周気まぐれ列車 PART10 第3回
・ 列車旅行NEWS
となっています。
(聯)
2006年03月11日
第81回外周の旅は、先行版で終了
『プラス1万プロジェクト』がピンチだから、というわけでもないですが、第81回「日本列島外周の旅」は、東京都の伊豆諸島の八丈島・青ヶ島先行版ということで、3月6日から9日までで実施しました。帰りは飛行機で羽田へ戻り、1フライト貢献もしてきました。
『プラス1万プロジェクト』がピンチ
東京都の八丈島では、島をあげての運動により、昨年10月、「八丈島-羽田」間の航空運賃を、12,650円から10,600円(特割1及び往復運賃の片道分)へ引き下げることに成功した。ただし、これは10月1日から本年3月31日までの半年間の試験であって、この間の利用者が前年比10,000人増加しなければ、運賃を元に戻すという条件つきであったわけだが。
そこで、乗客増を目指して、『プラス1万プロジェクト』という取り組みを行っている。しかし、東京都八丈支庁などの情報によると、その達成の見通しは、なかなか厳しいらしい。3月9日現在では、あと13,202人の搭乗、今後一日あたり約600人ずつの利用客が要る勘定だが……。
3月21日からは、第40回のフリージア祭も開催されるなど、観光客誘致などによって、はたして、悲願は達成されるか。
(森)
2006年03月02日
小田急がロマンスカー展望席の使用再開
小田急電鉄は、先に、「小田急がロマンスカー前展望席の使用・発売中止」でもお知らせしていたように、特急ロマンスカーの前展望席の使用を停止する措置をとっていた。先ごろ、展望席の前面ガラス内側に飛散防止フィルムを貼ることで、ガラス破損時の飛散を防ぐ対策を施し、去る2月24日から、前展望席の使用が再開された。
参考:小田急電鉄プレス発表(PDFファイル)
(卓)
2006年03月01日
JR西日本が福知山線列車事故対応で組織改正
JR西日本は、本日付けで、「福知山線列車事故ご被害者対応本部」を発足させた。
先月22日の同社の発表によれば、本社内の各部室の上位に位置する専任組織を新設し、事故の犠牲者の遺族や負傷者に、より一層充実した対応を行うことが目的。総務部に設置している福知山線列車事故相談室などは同本部に移管される。
参考:JR西日本発表組織図(PDFファイル)
(卓)